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6月10日のおすすめコラム。独断と偏見で選びました。

6月10日の地方紙から気になったコラムをいくつか選びました。本日6月10は「時の記念日」。それにちなみ、多くの新聞のコラムで「時」の話題がでています。

 

 

吉田茂と麻生太郎の比較(6/9 京都新聞)

麻生太郎財務相の発言は公の場での不用意さがみえる。このコラムでは麻生太郎の祖父の吉田茂元首相と比較している。吉田茂は多くのの手紙を残しているが、長い文章や克明な記録を書くのは好まなかったという。不特定多数に訴えるより、狙いを定めた人に語りかけるのを得意とした(渡邉昭夫「戦後日本の宰相たち」)。その祖父をもつためか、麻生の発言は身内の仲間と一対一でしゃべるような不用意さがみえる。最近も(これまでも)、ヒトを見下す物言いがあった。「お友達内閣」に安住し、仲間内と世間の区別が付かなくなっているのか。吉田茂は演説が苦手だったというが、その分、手紙で特定の相手と向き合った。人前で話すのに特定の相手しか見えていない麻生氏はよくよく考えてみるべきだ。

 

泥棒と縄(6/10 北海道新聞)

泥縄(どろなわ)。泥棒を捕らえて縄をなうの略で、物事が起こってから、あわてて準備してすることをあざける意である。経済産業省と電通の、新型コラナ対策の持続化給付金を巡る問題も、絵に描いたような泥縄を演じているようだ。委託して委託して外注する。税金の使途としては疑問が多すぎる。不透明な流れに批判がでてから検査を実施すると発表された。

> 泥縄と無理やり繋げた感のあるコラム。少し切れ味がたりないか。言いたいことは同意。

 

ブサかわ犬(6/10 秋田魁新報社)

 「秋田犬物語」(戸川幸夫 著)という本人の少年時代の思い出を描いた作品がある。登場するのは尾は巻かず、耳がピンと立っていない秋田犬「マツ」。関東大震災から間もない頃に東京で買っていたが、後に血統の良い別の秋田犬がやってくると近所にもらわれていく。かわいがってくれた作者の祖母を慕い、祖母の死に際しては寝室脇の縁側からから離れなかったエピソードも。

秋田犬らしからぬ、ふさふさの毛並みで人気を呼んだ「わさお」が死んだ。推定13歳。「ちょっと不細工だけどかわいい」と話題になり、飼い主が営むイカ焼き店の看板犬だった。2011年に映画「わさお」が公開。

マツもわさおも、秋田犬の姿の基準から外れていたけど、他にはない個性で人を引きつけた。秋田犬人気を高めたその大きな役割を思う。

 

「時の記念日」にちなんだ「時」のコラム

神戸新聞と日経新聞は最近スカイツリーで検証された相対性理論の検証に触れています。西日本新聞や市民タイムスは中大兄皇子の百済遠征や時の記念日が設立された1920年(大正9年) 当時の日本と設立目的を。上毛新聞は「半ドン」を話題提供に。福島民報は日本の標準時を決めている「電波送信所」を。南日本新聞や佐賀新聞はわりと軽い内容で話題提供。

 

スカイツリーでの相対性理論の実証(6/10 神戸新聞、6/10 日経新聞)

アインシュタインの一般相対性理論によれば、重力が軽いところは時間が早く進む。 「東京スカイツリーの展望台でもわずかに重力が軽い分、1日に10億分の4秒時間が早く進む」ことを先ごろ、東京大チームらが実証した。重力の大小で時間が変わるのはアインシュタインの予言通りで、一定の速さで進むとは限らない。

コロナ自粛で気分の重たい毎日は、時間の流れがいつもよりだいぶ遅いように感じませんか。公私の区別がつかず曜日の感覚をなくしていませんか。店を開けても客が来ないと時計の針は進まないのでは。

-> 時間の大切さは不変である by 日経

-> 一般性のないお役所理論で時計の針を遅らせるな by 神戸新聞

 

大正9年当時、日本は時間にアバウトだった(6/10 西日本新聞、6/10 市民タイムス)

水時計は、容器に水が流入するようにして、水面の高さの変化で時をはかる時計。中国由来のものは漏刻(ろうこく)ともいう。671年の6月10日、天智天皇として即位した中大兄皇子は大津京に漏刻(水時計)を設けた。正確には水時計を作らせたのは前年。

1920年。この故事にちなみ、6月10日が「時の記念日」に定められた。「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と国民に呼び掛けるためだった。当時の日本人は、一分一秒の時間の観念がアバウトだった。さらに100年の時が流れ、日本は欧米を時間の正確さでは追い越した。

 

-> でも、時間に厳し過ぎれば窮屈にも。水時計で水が落ちたら太鼓をドーン。そろそろ飯にしようか。そんなのどかな時代を想像してみる100周年の時の記念日 (西日本新聞)

-> でも、当時の日本人も一生は短い、雑事に追われたまま終わりたくないと考えていただろう。徒然草では「大体いい年になったら仕事は辞め、のんびり生きるのが見よく望ましい。世俗にかかわったまま、一生を終わるのは最も愚かな人だ」と説いている(市民タイムス)

 

半ドン(6/10 上毛新聞)

もはや使うことはないと思っていた「半ドン」。でも、コロナで休校が続いていた学校で土曜授業案が浮上している。「半ドン」って言葉知っていますか?昔土曜日は「半ドン」と呼ばれ、午後から休みになること半休の意味です。半分ドンタクの略で、ドンタクはオランダ語で「休日」の意。

 

↓下記、その他時の記念日コラム

好きな科目の授業は早く過ぎる(6/10 南日本新聞)

時の記念日|有明抄|佐賀新聞LiVE

 

 人生にトキメキを(6/10 佐賀新聞)

時の記念日|有明抄|佐賀新聞LiVE

 

標準電波送信所(6/10 福島民報)

時を守る(6月10日) | 福島民報

 

  

↓ 同日 6/10の全国紙(朝日、読売、毎日、産経、日経)の社説とコラムのまとめはこちらになります。

 

↓ その他、過去の気になったコラムをまとめています。