新聞コラムのまとめサイト

全国紙・ブロック紙・地方紙からおすすめコラムを毎日いくつか取り上げていきます

6月12日のおすすめコラム。独断と偏見で選びました。

6月12日の地方紙から気になったコラムをいくつか選びました。

 

 

おそめと久松の相合い傘

男女の名前を傘の下に書く相合い傘。歴史に登場したのは天保年間、1840年。とある浮世絵師が、おそめと久松の相合い傘を書き込んだのが最初(朝川博・水島昭男著「音楽の366日話題事典」)。このご時世のソーシャルディスタンス、人と人の間隔を空けておく新しいマナーができた。厳格に守れば相合い傘になることもはばかられるが、そこは臨機応変に対処すべきだ。突然の雨もある。

 

 山田洋次監督の幼少期 

「かなわぬことを夢見る」のは「人間の素敵な能力のひとつ」と、映画「男はつらいよ」監督山田洋次さんはいう。随筆集「映画館(こや)がはねて」での回顧。少年期に旧満州を転々とし、終戦直後は命をつなぐだけで精いっぱい。母親が取り置いていた雑誌の付録を見ては「ご馳走(ちそう)」を思い浮かべた。こんがり焼けたホットケーキの写真に見入ると、ほんの少し食べたような気がする。ひもじい中でも記憶に残る味を求めて、夢中で本を読む。「寅さんの恋愛もどこか似ている」と。

 

ポール・マッカトニーとスティービー・ワンダー

ビートルズのポール・マッカトニーとスティービー・ワンダーが歌った「エボニー・アンドアイボリー」。1982年、大物同士によるデュエットだった。ビアノの白盤と黒鍵を白人と黒人になぞらえ、人類の調和を訴えた名曲。最近の米社会が抱える闇を浮き彫りにした騒動はまだ収束がみえない。米国の不協和音が早くやむことを願う。

 

www.youtube.com

 

まっすぐに最も近い道を進め 夏目漱石

愚見数則(夏目漱石 著)」若者に処世訓を説く。心に響く言葉がおおく、例えば、「目的に向かっては、小ざかしいたくらみなどを捨てて、まっすぐに最も近い道を進め」。このコロナ禍。近い道をまっすぐに通り、できるかぎり早く、必要とする人に資金が届けてほしい。打撃を受けている中小企業や個人事業主への持続化給付金。近道どころか、あやしげな道を通っていないか。そんな疑念が膨らんでいる。そんなニュースが最近みられる

 

厳選した素材を取り寄せてブレンド。グルメの話しではなく、甲子園の土の話し。
(6/12 河北新報)

甲子園球場。高校野球で負けたチームが甲子園球場の土を持ち帰る風景が有名である。毎年毎年土が減ってしまうと心配になった方もいるのでは。じつはあの土、甲子園産の土ではないのです。他県から取り寄せた黒土と、京都産の砂をまぜたブレンドです。雨の多い春は水はけを良くするために砂を多くし、強い日差しでボールが見えにくくなる夏は黒土を多くする。選手たちが心置きなくプレーできるのは、グラウンドキーパーたちの「匠(たくみ)の技」のおかげです。

  • 黒土の産地: 岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山 (毎年決まっているわけではない。
  • 砂の産地: 甲子園浜 ~ 瀬戸内海産の砂浜 ~ 中国福建省 ~ 京都府城陽と、変わってきた。今は京都。

ちなみに、甲子園の土を初めて持ち帰ったのは、打撃の神様・川上哲治(1937年、夏の23回大会)という説があります。

 引用元: Q & A | 阪神甲子園球場

 

1930年代のシカゴを舞台にした「スティング」。詐欺師が巧妙なトリックを駆使して、ギャングの親分から大金を巻き上げる。ラストのどんでん返しも鮮やかな娯楽映画の傑作。この頃の米国では、現実に大仕掛けの詐欺が横行。「詐欺師入門」(デヴィッド・W・モラー)によると、架空のもうけ話をカモに持ちかける手口であった。舞台装置も手がこんでいて、建物を借りて偽の賭博場や証券会社をこしらえたり、サクラを動員したりと本物を装ったという。

こうした悪党たちの目には、きっと噴飯ものの子供だましと映るだろう。持続化給付金をめぐっての、入札の不透明さ、電通のダミー法人の問題である。

 

  

↓ 本日6/12の全国紙(朝日、読売、毎日、産経、日経)の社説とコラムのまとめはこちらになります。


↓ その他、過去の気になったコラムをまとめています。