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6月17日のおすすめコラム。全国の新聞各紙から厳選。

全国の新聞各紙から最近の気になったコラムをいくつか選びました。全国の新聞社の多くが迎撃ミサイルシステムの導入停止についてのコラムを書いていましたが、中でも神戸新聞のコラムが個人的に一番ヒット。プロ野球審判員の山崎夏生さんの「プロ審判の眼」のスゴさ。野村監督がよく言っていた「勝ちに不思議の勝ちあり」という言葉を麻生大臣に伝えたい。山の中に粗大ゴミが捨てられる問題ありますが、あの心理とは?など紹介しています。

 

 

数学の世界で「証明した」と言う場合(6/17 神戸新聞)

数学の世界で「証明した」とは、そこに一片の疑いもあってはならない。数学者の厳格さ、うたぐり深さを例えた有名なジョークがある。

スコットランドで休暇を過ごしていたとき、列車の窓から眺めていると、車窓から1匹の黒い羊を見えた。ある人が言った。「なんてこった!スコットランドの羊はみんな真っ黒なんだね」。別の1人が首を振った「違う違う。ここの羊の中には黒いのもいるということだけさ」。それを聞いていた数学者が言った(天を仰ぎながらやれやれという調子で、抑揚を付けて)「あの羊の、少なくとも一方の面は黒いのさ」

 

政府が迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入手続きを停止すると発表した。ブースター落下時の安全確保にはかなりの費用と時間がかかるので、その判断は当然としても、これまでの政府の説明には疑問符がつく。「安全」と記した看板を表向きには見せながら、その裏で「ほんとかな」と首をかしげていたことになる。もっと、うたぐり深くなりなさい。はからずもまた、政府から教訓をいただいた。

 

432ミリの感覚(6/17 京都新聞)

ホームベースと新聞の横幅はどちらが広いか?元プロ野球審判員の山崎夏生さんは同僚に聞かれたことがある(誰か質問したんだよ.. )。足元に置き、球審の構えをとると「これは2センチくらい狭い」と言った。測定してみると、確かに新聞の方がベースより2センチほど短い。これが「プロの技」である。山崎さんはブルペンで1万球を見て「審判の眼」を鍛えたそう。しばらく無観客で現地観戦できないが、テレビ画面を通じプロたちの仕事に注目したい。

 

そういえば、巨人の菅野投手がもつ驚異の「感覚」という動画がYouTubeにあります。こちらも「プロの技」

 

野村監督も言っている。「勝ちに不思議の勝ちあり」(6/14 静岡新聞)

2月に亡くなった元プロ野球監督の野村克也さんがよく口にした言葉に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。出典は江戸時代の剣術書。「敗因の検証こそが重要」であるという。

新型コロナ感染拡大が落ち着き、安倍晋三首相は「日本モデルの力を示せた」と誇らしげに述べた。確かに欧米諸国と比較して死者数を抑えられている。WHOも評価した。ある部分ではそうだろう。では、なぜ欧米より死者数を抑えられたのか。人種や遺伝、環境などと言われるが分からず、科学的に解明しようとする研究が始まっている。人種や遺伝、環境などの説はでているが、これはまだ分かっていない。

コロナを不思議に勝ってしまった。麻生大臣のように「民度が違う」と安易に考えず、謙虚な振り返りをしてましょうということですね。

 

山のゴミ捨てとネットの匿名での中傷発言は同じこと(6/14 南日本新聞)

 (鹿児島市在住の作者が)燃やせるごみの日の朝に出したツバキの枝が、夕方になってもそのまま。「ルール違反」のシールが貼られて置いてあった。鹿児島市に尋ねると、今月から庭木の枝の資源化が始まり、ごみステーションには出せなくなったそうだ。

それにしても違反シールは「無責任」のレッテルを貼られたよう。ずしりと重い。無責任さを近所の人たちに知られたら恥ずかしいという思いも感じた。人の目をいかに気にしているかを改めて思い知る。

日本人気質の一つ「恥の文化」。これは良くも悪くも世間体や外聞に気を遣う。山中には多くのごみが捨てられているのに、街でポイ捨てする人をめったに見かけないのは、たくさんの目があるからに違いない。インターネット上での他人への中傷は、人の目を気にせず匿名で発信できるからブレーキが利かないのだろう。

-> 山の中に粗大ゴミが捨てる人の心理は人の目を気にせず匿名で。インターネット上での他人への中傷を匿名でできることと似ているということですね。確かにそうかもしれません。

 

日本のプロ野球選手の話しではないですよ。たぶん(6/14 北國新聞)

プロ野球開幕が迫ってきた。台湾、韓国はもう開幕しており数歩先にいるが、本場の米国はまだ視界ゼロ。「今季中止の可能性も」。選手と球団側が報酬のカットをめぐって揉めているそうだ。

自分のことよりチーム、ファンのために闘う、というのはプロ選手の決まり文句。が、こうも話がこじれてくると、大事なのは「わが稼ぎ」。決まり文句の「野球愛」は使い勝手のいい建前だったか、と思いたくなる。 待たされるファンこそ、飛んだとばっちりだ。コロナ禍は、知りたくもないもめ事まで、さらけ出してしまった。

-> いつもたくさん給料もらっているのだからと思いたくなりますが、彼らは彼らで報酬カットされたら大変なのでしょう。アメリカだからまだよいけど(というか向こうではいつもこんな感じなのでは?)、これが日本のプロ野球選手だったらファンは離れてしまうかも。

 

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