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小池知事とチャーチル元首相との一致点、ハローページ、ワクチン接種でウシの角が生えた、国家機密の笑い話

本日のおすすめコラムを全国の新聞各紙から選びました。小池百合子知事と英国チャーチル元首相との一致点があった。NTTの「ハローページ」が来秋、発行を終えるそうです。日本で天然痘のワクチンが伝わった直後、「ワクチン接種でウシの角が生えた」というデマが広がりました。なぜウシ?でも、実は割とそれらしい理由があったのです。今度トランプ大統領の暴露本が出版される予定ですが、政府から差し止め申請されているそうです。曰く「機密を含んでいる」からです。

 

 

小池さんとチャーチル元首相との一致点(6/22 東京新聞) 

20世紀の偉大な政治家の一人と称されるウィンストン・チャーチル元首相。第二次世界大戦でヒトラーから国を守った。「ヒトラーから世界を救った男」とも呼ばれる英雄である。国を守り抜いた英雄に国民は熱狂し歓声を上げた。だが、欧州戦線の勝利から約2カ月後、英国総選挙でチャーチルの保守党は思わぬ敗北を喫した。なにせチャーチルは英雄だ。圧倒的に有利だろう、と相手さえあきらめていたのに...チャーチルは首相の座を追われた。

福祉国家の充実を掲げた労働党のアトリーが首相の座についた。国民は英雄の功績よりも未来に票を託したか。(「戦争がなければチャーチルは平凡な政治家で終わっていた」という歴史家もいる)

東京都知事選。小池百合子知事が優位とされる。都知事として新型コロナウイルスと闘い、ひとまず沈静化させたことが選挙に有利に働くか。英雄が敗れることはあり得るし、そもそも小池さんは英雄とはまだ呼べぬ。『小池さんとチャーチルとの悪い一致点をもう少し。チャーチルが負けた総選挙の投票日は都知事選と同じ七月五日らしい。それにもう一つ。二人とも英語を使いたがる。最後のは冗談だが』-> 素敵な冗談

恐るべき侵略者をやっとの思いで討ち果たした指導者がいると思…:東京新聞 TOKYO Web

 

 

NTTの「ハローページ」が来秋、発行を終える(6/22 佐賀新聞、6/23 東京新聞) 

NTTの「ハローページ」が来秋、発行を終える。

評論家の谷沢永一さん曰く、電話で「ぜひとも一度お目にかかってお願いしたいことがありますので、恐縮ながらお時間を取っていただけないでしょうか…」みたいな申し出がいちばん困る。むだ話が多くてなかなか本題に入らない。ハローページをみて片っ端からダイヤルされた、ひと昔前アンケートか勧誘などの話しである。

日本で初めて東京と横浜間に電話がつながった明治23(1890)年。「加入者人名表」という1枚の紙がハローページの起源。大隈重信や実業家の渋沢栄一ら197人が名を連ねた。電話が特別なものではなくなり、電話帳は分厚くなり、そして今は邪魔になった。

電話の礼儀|有明抄|佐賀新聞LiVE 

 

映画「レインマン」(1988年)のある場面。食堂のウエートレスが注文を聞きにくる。胸の名札を見て、男が電話番号をつぶやく。男とウエートレスは初対面。「どうして知っているの?」とウエートレスは不審がる。その男はサヴァン症候群のレイモンド(ダスティン・ホフマン)によって、通常では考えられないほどの記憶力を持っている。電話帳を丸ごと暗記していてウエートレスの電話番号も覚えている レインマン - Wikipedia。電話帳「ハローページ」の発行が終了する。そのニュースにダスティン・ホフマン演じる男の寂しげな顔を思った。そう言われてみれば、電話帳を開いた記憶が最近はない。ネットで調べた方が早い。電話帳は厚くかさばる。をそもそも、個人名を電話帳に掲載することもためらわれる。来日したプロレスラーのブッチャーが電話帳を二つに破って、怪力を誇示した時代が懐かしい。今のやせた電話帳では引き裂いても自慢にはなるまい。

食堂のウエートレスが注文を聞きにくる。胸の名札を見て、男が…:東京新聞 TOKYO Web

 

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1970年 ブッチャー初来日

1970年・夏……ブッチャー初来日の思い出 - Invitation to W★ING

 

ワクチン接種でウシの角が生えた?(6/22 京都新聞) 

エドワード・ジェンナー。人類最初のワクチンと言われる天然痘ワクチンの開発者である。「ウシの乳しぼりの女性は天然痘にかからない」。こんな言い伝えが開発のきっかけとなる。イギリスでは、たびたび牛の皮膚に天然痘でできる痘疱(とうほう)ができる伝染病が流行した。この牛痘はヒトにも感染するがすぐに治る。「牛痘に感染しても、人には軽い影響を起こすだけで、近縁である天然痘ウイルスに対して大きな免疫を生む」という考えでワクチン開発に至った。

18世紀末にジェンナーは、乳搾りの女性の牛痘になった皮膚を採取して、8歳の少年に接種した。これが最初のワクチンと言われる。このやり方は日本には1849年に伝わった。その頃はワクチンの品質を保ちつつ運ぶのは難しく、子どもに接種して吹き出た膿(うみ)を、駅伝のたすきのように別の子に植え継ぎ方法が利用された。大変。しかも、まだ人々の理解は得られない時代。接種して危険はないのか。ウシの角が生えるといったデマまであった。

新型コロナウイルスの長期化に備えワクチン開発が加速している。大阪府が先日、来年の実用化を目指し、ワクチンの臨床試験を始めると発表した。ワクチン開発は通常10年以上かかるとされる。期待する声は多いが安全性の確認には慎重な検証が欠かせない。先人の努力を思い起こし、焦らず完成を待ちたい。 

コラム凡語:1滴のワクチン|文化・ライフ|凡語|京都新聞

ちなみに、のちの研究で牛痘ウイルスと天然痘ウイルスには免疫交差の作用がないことが判明した。実際には牛痘の膿に混じっていた別のウイルスによるものであり、したがってジェンナーが天然痘ワクチンを生み出せたのは偶然によるものだった。ことは補足。

種痘 - Wikipedia

 

トランプ大統領の暴露話しは出版差し止め。曰く、「機密を含んでいる」から(6/22 西日本新聞) 

旧ソ連時代の有名な小話。「フルシチョフ(元首相)は無能だ」と言い回っていた男が当局に拘束された。どの罪で捕まったかわかりますか?「名誉毀損?」「いえ、違います。国家機密漏洩(ろうえい)罪です」これは上出来な笑い話である。

さて、トランプ大統領の暴露話が話題になっている。現職の米大統領が最側近から「無能」呼ばわりされ、前米大統領補佐官が出版予定。同書には「政策がでたらめ」「一刻も早くホワイトハウスを出たい」と他の側近の嘆き節もあるらしい。常なら「フェイク」と受け流すのに、今回は「機密を含んでいる」と出版差し止めを申請。逆に関心の高まりを招いているそう。

もう一つ、ドイツの小話。「ばかでとんまな皇帝め」と言った男が逮捕された。男は「トルコの皇帝のことだ」と釈明したが、警官は一喝「ばかでとんまな皇帝は、世界中わがドイツにしかおらん」と。

旧ソ連時代の有名な小話がある。「フルシチョフ(元首相)は無能だ」…|【西日本新聞ニュース】

 

 

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